「ぎっくり腰」について知ろう

新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。



元旦は晴天にも恵まれ、鳩吹山から美しい初日の出を見ることが出来ました。



来年はさらなる成長を遂げて違う景色を見たいものです。



では、新年1発目いきたいと思います。



今回は、身近でよく起きるぎっくり腰について、「ぎっくり腰について」・「対処法」・「予防」の3点からお伝えします。



1.ぎっくり腰とは?


『ハプティカイロプラクティックHPから引用』


正式名称は「急性腰痛」といいます。



こんな時に起きます。。。


・重いものを持ち上げたとき

・咳やくしゃみをしたとき

・ベッドから体を起こそうとしたとき

など



皆さんも何となくでもイメージできるのではないでしょうか?



どの動作にも共通して言えることは、「腰が曲がったり、反ったり、捻っている状態」で起きるということ。



実際には、背中の筋肉・筋膜の損傷が生じています。いわゆる肉離れが生じている状態です。




『wekipediaから引用』

ここで注意!!!

さらに椎間板や椎間関節などの損傷、神経を圧迫することで椎間板ヘルニアを引き起こしてしまう可能性もあります。痛みが全くとれない、下半身の痺れやがある場合は病院を受診して下さいね。



2.対処法・予防

では、ぎっくり腰で動けなくなった人を例に見てみましょう。※経過には個人差あり



1.”ぎっくり腰” 発症!!




2.初期段階(約2−3日間)→安静期間


◯発症後は出来る限り楽な姿勢をとる

「膝を軽く曲げて横向きに寝る」、「あおむけに寝て、ひざを軽く曲げて、膝の下にクッションを入れる」、「あおむけに寝て、低めの台に両脚を乗せる」など



◯患部を冷やす

※入浴(浴槽に入る)は控えます(初期段階は炎症が起きているため、温めると逆に悪化します。)



◯コルセットの装着

炎症が起きている腰の動きを抑えることで痛みを軽減させます。




3.痛みが柔らいだら(約3日以降)→少しずつ動き出す期間

個人差はありますが、痛くて日常生活がままならない期間はだいたい2~3日で終わります。


◯少しずつ体を動かす

痛みを感じないようになってきたら、まずは歩くところから始め、少しずつ日常生活に戻すようにしましょう。この際、腰の曲げ・伸ばし・捻りには注意をして下さい。この時期からは徐々に入浴も進めていきましょう。



◯ふくろはぎのスレッチ

ふくろはぎの筋肉は背中の筋肉と間接的に繋がりがあります。ふくろはぎをストレッチすることで腰の筋肉もストレッチ出来ます。ちなみに僕も過去に1度だけぎっくり腰をしましたが、このストレッチで早く治すことが出来ました。


※痛みが引かない方や痺れ等の異常を感じる場合病院の受診をオススメします。




4.痛みがなくなる(1週間程度)→再発しないよう予防する


◯筋力トレーニング

腹筋・背筋の筋力強化をすることで、腰への負担を減らします。

※くれぐれも痛みがある方は控えるようにして下さい。


・腹筋

あお向けに寝て、手をお腹のあたりに置き、上体だけを少し上げる(5秒程度)。このとき、息は止めずに少しずつ吐く。これを数回繰り返す。→特に反り腰の方にオススメ


 ・背筋

うつ伏せに寝て、手はからだの横に添え、上体を少しそらす(5秒程度)。息は止めずに少しずつ吐く。これを数回繰り返す。



◯腰に負担の少ない動きを身につけましょう


・床の物を拾う時、物を持ち上げる時、顔を洗う時

腰だけを曲げずに、膝を曲げ伸ばしを意識して動作行いましょう。


・急な動きは避ける

朝ベッドから起き上がる時、体を捻る時は特に注意が必要です。股関節や腰を動かしてから動くようにしてみて下さい。


・高いところの物をとる時

背伸びをすると腰が反りやすくなります。足台を使用してみてください。






以上、ぎっくり腰についてまとめてみました。



<まとめ>
・ぎっくり腰は、腰を曲げる・反る・捻ることで発症する
・発症後は、安静、患部の冷却、固定(コルセット)に努める
・痛みが落ち着いたら無理のない範囲で動き、全身の温め、ふくろはぎのストレッチを行う
・予防は腹筋・背筋の筋力強化、腰の負担のない動作を心掛ける
・痛みが長期化する、痺れや発汗がある等異変があったら病院(整形外科)受診



まだまだ寒さが厳しい今日この頃。



皆さんもインフルエンザ、ノロウィルス感染、ぎっくり腰にはご注意を!!



長々とお付合い頂きありがとうございました。



では、また!!


















理学療法士である私が伝えたい事

自分の体・心のことを知っていますか? 医療の事をことをどれだけ知っていますか? 医療現場での経験を元に、皆さんが知るようで知らない医療・リハビリ・健康に関する情報を シンプルにわかりやすくお伝えします。

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