リハビリ職のこれから①


少子高齢化社会の日本にとって、今もこの先も理学療法士は欠かせない存在である事は間違いない。



医療・介護現場から必要とされているし、やりがいもある、感謝して頂けるお仕事。


リハビリ業界では、臨床、研究、学会発表、研修会の開催、資格取得等がポピュラーとされてきた。


しかし、少子高齢化社会の影響から働き方は大きく変化してきている。


今年の夏に開催された「リーダーシップマネジメントセミナー」ではそんな時代背景から、今後の働き方についてのお話があった。


今回は「リハビリ職のこれから①」っというタイトルでお伝えします。



では、始めます。



セミナーの目的は「リーダーシップ」「マネジメント」の基礎を学ぶことです。



なぜ、リーダーシップやマネジメントを学ぶ必要があるの?



理由は3つ。「量的拡充から質的拡充」「キャリアの多様化」「求められるものの多様化」



1.量的拡充から質的拡充

2016年辺りからリハビリ部門の人員不足は解消されているところが多い。要するに、今までは超高齢化社会に備え、多くのセラピストを生み出す必要があったのです。しかし、過剰供給し過ぎた結果セラピスト(特に理学療法士)が飽和状態になってきたわけです。



では、どうすればいいのでしょうか?



拡大戦略→差別化戦略

(過去) (今後)



組織・個人としても、強みや特徴を持つ事が大切です。その一つに、リーダーシップ、マネジメントがあるのです。



2.キャリアの多様化

現在、ほとんどが、医療機関や介護施設でのリハビリテーション業務に携わる人しかいない。



実際には、リハビリスタッフの8割程度が保険下で働いているということ。



しかしながら、近年自費リハ、オンラインサロン、他職種とコラボしている人を目にする事が増えて

きました。これも時代の流れなんですね。



このように、セラピストが活躍できる場はどんどん増えていくように思います。



3.求められるものの多様化

かつては、ほとんどが医療機関で患者のリハビリを行う事を求められてきました。



近年は、地域医療構想や地域包括ケアシステム構築の政策により、リハビリ職に求められるものは、医学的リハビリテーション」だけでなく「社会的・教育的・職業的リハビリテーション」まで幅広く求められるようになってきました。



ここでいう、社会的・教育的・職業的リハビリテーションは予防医学(障害予防や健康促進)に近いものだと思います。最近では、僕が所属している研究会でも、地域の小学校で健康講座を開催したりしています。



まとめると、



経営者や社会が求めるものは、多様化に対するジェネラリスト。


特に組織のなかでは、「マネジメントやリーダーシップスキル」を持つ人材が求められるようになってきたのです。



今回は、「リハビリ職のこれから①」というテーマで、主にリーダーシップ、マネジメントを学ぶ必要性にフォーカスしてまとめてみました。実際にはもっと内容が濃く、表やグラフもあり分かりやすいです。はい。



ご紹介までに、、、

セミナーを開催した「Medi-care Management協会」から書籍が出版されました。医療機関・介護施設で働くセラピストにとって有益な情報が多いように思います。



次回はリーダーとマネジメントはどういったものかをまとめてみたいと思います。



では、また!!
















今回は、今後の理学療法士の働き方の一つとしてお伝えしました。


実はこのセミナーは、前の職場で一緒に働いていた言語聴覚士の先生が所属している「Medi-Care Management 協会」の開催でした。

セミナー以外にも書籍の出版やメルマガ等の活動を行い活躍されている団体です。









理学療法士である私が伝えたい事

自分の体・心のことを知っていますか? 医療の事をことをどれだけ知っていますか? 医療現場での経験を元に、皆さんが知るようで知らない医療・リハビリ・健康に関する情報を シンプルにわかりやすくお伝えします。

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